晶 罰ゲーム
 男たちが精力剤を口に放り、顎でかみ砕く。時間を
かけて念入りに晶を強姦する準備をする。
 同じ部屋にみづきと綾も残されているのは同性の
親友たちに見られる屈辱を味わせる為と、理不尽にも
二人に自分たちが晶を犠牲にしたということを心理的
に刷り込ませる為だった。
 それが分かっている晶は目をつぶり、歯を食いしばっ
て平静を装うとする。友達を思い精子を飲もうとしない
三人に焦れた男たちがやった結果である。恨みなどは
なかった。みづきはペニスを喉元に突き入れられ、綾は
鼻をつままれての強引な溜飲で少しの差だったのだ。
無論、晶も仕方なく飲み込もうとしたが病弱な綾のこと
が脳裏をかすめ数秒遅れてしまった。
「随分、余裕じゃねぇか晶ちゃん」
「もう少し暴れてくれないと、面白くないんだけどな」
 言うとおりだった。ここで自分が取り乱せば、男たちを
楽しませるだけなのだ。例えどんな目にあっても三人で
ここから逃げ出せればいい‥‥それだけを望みに嵐の
ような凌辱を堪える覚悟を決めていた。
「これ見ても落ち着いてられるかな?」
 男が数枚の写真を取り出す。ポニーテールの可愛い
少女が全裸で立っているだけなのだが、ピラピラとめくる
内に驚愕した。ゆっくりと少女のおなかが大きくなってい
くのだ。日付の違うそれは少女妊婦の残酷な記録写真
だった。最後の一枚はスッキリとしたおなかだったが、
胸に抱く赤ん坊が暗に結末を表している。少女の幼い顔
に似合わぬパンパンに張ったオッパイ、それに吸い付く
赤児のあどけなさが痛々しい。母子の幸せな授乳写真の
はずが、少女の瞳から溢れ出ている涙が悪夢と物語って
いた。
「こ‥‥これは‥‥」
 かすれる声で欲しくない答えを求める。
「これでもパパなんだぜ、十人以上で回したから、混ざって
分かんねぇかと思ったけどよ。科学ってスゲェよな」
「おいおい、愛菜ちゃんの写真いつも持ち歩いてんのか」
「可愛い嫁の写真だからな、晶ちゃんも愛人として加えて
やってもいいぜ」
 絶望だった。写真の少女は中学生にも見える幼さなのに
無理やり生ませたのだ。ゲームのように孕まされ、罰のよう
に生まされる。三人でここから逃げ出せれない。それどころ
かレイプしただけの男が父親の子供が逃げた先で母共々、
どんな不幸にさらされるか‥‥。
「い、いっ、イヤァァァッッッ!!」
 晶の絶叫が部屋中に響き渡る。それを合図に輪姦は開始
された。



 泣き叫ぶ親友を助けられないみづきと綾。身体をはって
暴れ、騒ぎ、喚くが手間をかけさせるだけで、晶に群がる
男の数を僅かに減らすだけである。三人にとって地獄の
ような時間が流れてゆくが、本当の地獄はこれからだった。
 一通り回し終えた男たちが今度は晶をイカせようと、優しく
愛し始めたのだ。何十人もの女をこね回してきた男たちが
相手では女子高生の体を持つ晶などひとたまりもない。
 乱暴なだけの突き上げから、蕩けるような愛撫する腰使い
に変わり、みっともない甘い声を喘がされる。
「ん‥‥くぅ‥‥ンッ‥‥ぃ‥‥や‥‥ァ」
 天真爛漫な元気娘の晶の口からでる切ない声に、耳を塞ぎ
たくなる二人。あの憎めない愛すべき少女が、艶のある雌の
声を漏らすのを聞きたくなかった。
「駄目っ!かきまぜないでぇ‥‥」
 両手両足を押さえつけられ、オモチャにされる晶の最後の
プライドをも奪おうとする男たち。レイプした女性を淫らに何度
も何度も潮吹かせるのだ。
「ダメッ‥‥だめだってば‥‥アッ‥‥ンンッ」
 甘く鼻にかかった嬌声は輪姦されている悲鳴とは不似合い
なものになり、自分を乱暴した男の愛撫でも気持ち良ければ
感じてしまう女の哀しい性を晒しものにされる。
 晶を組み敷く男たちも、みづきと綾を見比べながらニヤニヤ
と笑っていた。
「い‥‥いっ‥‥ちゃう‥‥イ‥‥クぅ‥‥ッッッ」
 自分を強姦した男たちの手で絶頂を迎えさせられる。絶望の
ドン底と快楽の頂点を同時に味わう晶。一生、許すコトの出来
ない人間たちに、最高に気持ち良くしてもらい、最高に感じて
しまった顔や体を見られるのだ。それに合わせて射精されたが、
晶の穴はキュッとはしたなくペニスを締め付けてしまい、身ごも
りたいとばかりに淫らな動きで子種を絞り取ってしまう。子宮に
注がれてゆく熱い精虫になす術もなく涙する晶。



 少女の凄惨で悲痛な泣き声に始まった罰ゲームは、幼子の
うわ言のような甘い鳴き声に変わっても嬲り続けられ、父親の
顔を覚える暇もなく代わる代わる愛される。
「赤ちゃんの為にも滋養つけないとね、タップリ飲んでよ」
 子宮いっぱいになった晶のお中もいっぱいになるまで、終わり
はこないのであった。


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