ドッジボールの女王
「コラッ!お前ら、反則するなっ!!」
ドッジボールの女王
「コラッ!お前ら反則するなっ!!」
外野から外野、そして内野へパスをくり返す男子生徒に怒鳴る京子。
周一の金曜日の午後授業に組み込まれたクラブ活動、四年生から
六年生が一緒になって様々な選択肢から合ったレクリエーションを
楽しむ授業である。
校庭に白線で引かれた二つの四角い陣地に分かれてボールをぶつ
けあうドッジクラブもその一つで四年生の女子たちが隅に一塊になり、
それを五年生の男子たちが縦横のパスでジワジワといたぶるよえに
追い詰めていた。
バシッ!
ふざけるようなパスを横から京子がガッチリと掴み取る。そしてその
まま、内野の五年生に投げ付けた。お茶らけていた所へ豪速球が
飛んできたのに焦り、悲鳴を上げる五年男子。ボールは鳩尾に当たり
テンテンとまた京子のいる陣地に転がる。第一試合はその勢いのまま
京子のいる女子組が勝つのであった…。



「ーっ、いってぇ…」
第二試合目、腹を押さえた少年がやる気なさそうに外野でつっ立って
いる。そこへ早々に京子にボールをぶつけられた男子二人が、プラプラ
と歩み寄った。
「勝てねぇな…」
二人に話しかけるクリクリ坊主頭の少年、町の少年野球団に入り、遠投
や速球などボールを投げる型には慣れたつわものである。男子対女子
の結果の分かりきったような試合で、エース級の三人が早くも脱落して
しまっていた。
「六年の健太君に聞いたけど、あの女、クラスでドッジボールの女王って
呼ばれてるらしいぜ」
「健太君でも敵わないとか言ってたスね」
「マジかよ…」
六年の男子はクラブ選びでサッカーやバスケにいってしまう、野球系は
器具が高くて揃わないので無い。この三人が自分たちが楽に安穏とヒー
ローになれると思っていたドッジクラブに巻島京子がいたのは計算外で
あった。まれに女子でも男子級の女傑はいるが、京子はそれすらを超え
た強さで、おまけに弱い女子を統率してチーム力を高め、集団として男子
を崩していく。
強い男子を狙い撃ちにされ、ボールのキープや内野とのパスバランスを
弱められ、女子と互角の試合を運ばれた男子組は京子並びにその従者
に各個撃破される。まさに女王の風格を持つ六年の先輩に三人の五年
男子はほとんどボールを触ることが出来ない。
「あー、つまんね」
あくびをすると二人の男子が、食い入るようにコートを見つめていた。
「今日は揺れねぇな…」
「最近、ずっとブラ付けてるんスよ」
「お前ら何見てんだ?」
視線の先に気づきながらもあえて確認する。
「巻島先輩っすよ、前はブルンブルン揺れてたのになぁ」
「そうそう、あのオッパイが反則だっつーの!お前、気が付かなかった?」
「あ…いや…お前らもか」
四月、初めて見た巻島京子の胸のボリュームは一年上とは言え、大人の魅力を感じさせる。それが試合中、目の前で淫らに跳ねるのだ。
精通は同じクラスの女子、木元夏輝と一緒に風呂に入る夢精で済ました
が、自慰のオカズは京子がネタである。厳しい態度に腹を立てながらも
格好の良い年上の女性にいつの間にか邪な恋慕を抱いていた。つまんな
いと言った言葉も、京子の胸の揺れが見れないことへの無意識な不満で
あったかもしれない。



その週からドッジボールクラブは三人の五年生少年にとって、六年生少女
である巻島京子のエロ探し同好会となっていった…。
「今日はブラしてるぜ、線透けてる」
「最近、尻もいいんだよなぁムッチリしてて、ブルマ越しでいいから撫で回し
てぇ」
洗濯のし過ぎなのか、春当時に比べ上下の体操着の繊維が若干薄く感じ
る。体操服ごしにブラやパンティーのラインが浮き上がり、少年たちの目を
楽しませていた。
「おいおい、ハミパンしてね?」
「巻島先輩、ガード低いっスからね。結構、前からしまくりっスよ」
「おおっ、可愛いフリルはみ出させちゃって」
「何色?」
「…んー、青と白の水玉っスね、お気に入りみたいっス」
「あー、ブラジャーも青と白の水玉っぽいな。京子先輩も一応、女の子なん
だ…」
ニヤニヤと笑いながら、快活にドッジボールをする京子を視姦する。三人の
頭の中でドッジボールの女王と呼ばれた無敵の少女の下着姿を想像し、
元気で健やかな小学六年生の女子を妄想のオナペットにして、思い想い
に辱めるのだ。



三人で一番盛り上がったのが、野球拳ドッジボールである。男女対抗で
現在十連敗中の男子組の妙案として、ボールに当たったら外野に出るの
ではなく、服を一枚脱いでいくのだ。当然、男子はフルチンにでもならない
限り脱衣にそれほど抵抗はなく、服を脱がされた女子組は身体を隠そうと
することで戦意戦力ともに大幅な弱体化が望める。
当然、姐御肌の京子は他の女子を庇う為に必要以上に体力を消耗し、疲
れきった所を一枚、一枚剥ぎ取っていくのである。
「…ハァハァ…お前ら汚いぞ、弱い者イジメばっかりしやがって…」
「ほらほら、ちゃんと守らないと後輩がスッポンポンになっちゃいますよ〜」
息の上る京子へ嘲るようなパス回しをする。半裸に近い女子集団を京子
一人が孤軍奮闘で支えていた。だが、それも時間の問題である。
「あっ!…」
何でもないような遅くなだらかな軌道のパスボールを京子が取り損ねる。
ボールはテンテンと地面に転がった。
「やった!京子先輩アウトー」
「ボール落としたの初めて見たぜ…」
「巻島先輩、もうボロボロっスもんねー」
京子をボロボロにするのはこれからである。諦めたように俯いて上着を脱ぎ捨てる女王の陥落した姿を、泣きそうになりながら他の女子たちが悲し
く見つめる。
「巻島先輩のストリップ!」
「水玉のブラジャーが眩しい!」
「可愛いですよ、京子先輩」
「お前ら、覚えてろよ!」
キッと睨みつける年上の少女、しかしこの強気な顔が羞恥に赤く染まり、
威勢良く脅す口が、女々しい涙声で三人に許しを乞うようになるのだ。
「パンティーも水玉なのかな?」
「もう一回、ボール当てれば分かるっスよ」
「早く見たいなー」
三人の回りの男子組の空気も何か期待するような雰囲気になってゆく、
強くて凛々しい憧れの女リーダーの思わぬ痴態に、少年たちと言えど男と
しての性欲に目覚めたようだった。
それからはまるで一方的な狩りのような流れで京子は集中攻撃にされた。
脱衣への期待から男子組の士気は上り、逆にミスを許されない京子は疲
れと他の女子へのフォローに防戦一方、チラチラと自分のブラジャーを見る
男子たちの視線に曝され、普段の半分の力も出せない。
「ブラ、狙え!ブラ!」
ボールを京子の胸辺りに集中させてくる。衝撃や震動でブラジャーがずり
上ってきてしまうのだ。
「くっ、卑怯だぞ…」
幾ら京子が強くとも男子の力のこもった速球を捌きながら、ブラを整える
余裕はない。
バシッ!
胸元に当たり空中にバウンドしたボールを辛うじて掴もうとした瞬間。
「おおっ、半チチじゃん!」
「おしい、もうちょっとで乳首丸見えなのに…」
慌てて胸元を見ると、ずり上がった水玉のブラジャーが乳首に引っ掛かっ
た状態で白い乳房を晒け出していた。ピンク色の先端こそ見えてないが、
年頃の少女がそれを看過出来るものではない
「やっ…やだっ…」
女の子の声を上げてブラジャーを直す京子の前に、取り損なったボールが
ポーンと地面にバウンドした…。



「ブルマッ、ブルマッ!」
歓声が上る中、京子が渋々と紺色の体操着に指をかける。異様な雰囲気
はコート全体に広がり、拒否することも逃げることも出来ない空気に包まれ
ていた。
「約束ですよー、破るんですか?」
男気の強い京子への殺し文句であった。それに逃げ出せば残った女子が
そのままボールの餌食にされてしまう。
「分かった…」
諦めた顔でブルマーを脱いでゆく、男子側のコートから次々とゴクリと喉が
鳴り、もはや京子のストリップは男子全員の願望になっていた。
「こ、これでいいんだろっ!」
努めて気丈に振る舞う京子だが、校庭で一人下着姿で立つ気恥ずかしさ
は頬を赤くさせた。
「へぇー、やっぱ女の子なんですねー」
「そうそう、女の子の日だってのに無理するから調子出ないんスよ」
「うはっ、じゃあ白の水玉パンティーの裏は赤の水玉パンティーって訳?」
「お前らっ…どうしてそんなっ…」
授業に遅れて出てくる三人組は誰もいない教室で京子の着替えや荷物を
玩んで楽しむ。小さな可愛らしい巾着に入ったナプキンも既にチェック済み
であった。
「あれって、どうやって固定するんだ」
「貼るんスよ。パンティーに」
「京子先輩のオマ○コにピッタリくっ付いてたナプキン見てえなぁ」
ゾッとする言葉であった。このままでは全裸にされた上、少女として秘密に
したい月の物まで見世物になってしまう。
「とりあえず、巻島先輩のパンツの中のことよりも胸だろ」
「まぁ、普通に考えたら上脱ぐっスね」
「ボール一回当てるごとに、オッパイ揉めるルールにしようぜ!」
ギリッ、歯軋りさせた京子がキッと三人を睨みつける。
「もう怒った。お前らだけは絶対に許さな…な、何してる?」
京子の脱ぎ立てのブルマーをボールに履かせているのだ。球状に広がる
紺色の繊維が何ともなまめかしく、股間の部分は卑猥に見えた。
「や、やめろ!返せっ!」
取り上げようとする少女をからかうように男子同士でパスが続けられる。
「おおっ、女のブルマって初めて触った」
「うわっ、何か興奮するなぁ」
巻島京子のネームが縫い付られたブルマーボールが空中を飛び交う、
それはさっきまで少女を包んでいたお尻や股の部分を少年たちに触られ
るということであった。男子全員に京子は自分の温もりのあるブルマーの
感触を楽しまれてしまう。
「こうした方が投げやすいぜ」
その内にボールを掴むのではなく、股布である所に指を引っかけて投げ
始めた。ブルマーの内側、女の子のアソコの部分を少年たちの指で直に
触られてしまうことになる。
「本当だ、投げやすい。指先がちょっと湿っぽいけど」
ニヤニヤと笑いながら、京子のブルマーを辱める。
「馬鹿っ、やめろっ!…や、やめてっ…」
顔を真っ赤にしてにボールを追いかける下着姿の少女。それはもはや、
ドッジボールの女王と呼ばれていた姿ではなかった…。



「チュ…チュパ…せ、宣誓!我々は…
ピチュ…スポーツマン…コ…シップに
のっとり…正々堂々、闘うコトをオ…
オ、オチンチンに誓います…ゴクン…」
精子飲生
 秋の大艶童会、父兄たちから春の大艶童会で評判の良かった巻島京子
が選手宣誓を努める。名誉ではあるが、評判というのが嬲の文字と意味
そのままになった三人四脚の女人開脚で、京子は父兄たちにあられも
ない姿とその恥ずかしがる表情をたっぷりと楽しまれたのである。
 そして不幸にも選手宣誓なる光栄な役をおおせ付かったが、ようは京子
の恥ずかしがる姿のリクエストだった。
 マイクに仕立てた男子のペニスを自らの胸でしごいて勃起させ、宣誓の
言葉を発しなければならない。京子は胸で肉棒を包み、擦る。パイズリと
いう言葉も知らない少女が自分のオッパイでオチンチンに奉仕する姿は
屈辱に震えていた。
「うっ…ううっ…」
 パシャ!パシャパシャ!
 閃光で染め上げるようなフラッシュが恥辱の姿を包む。
「…撮らないで…」
 祈るような小さな声が京子の口元からこぼれるが、シャッター音はそれを
無残にかき消す。小学六年生の女子のパイズリ姿を記録していく父兄たち
は朝礼台にかぶりつきであった。
 クニュ…プニュン…。
 やっと固さを持ち始めたペニスに慣れぬ胸つきで快楽を与えようと必死
にしごく、女の子にとって大切なオッパイを性的な玩具にして男を楽しませ
る惨めさ、それを大勢の人に見られ、写真に撮られる悔しさに涙がこぼれ
そうになった。
「京子ちゃん、頑張って!」
 上から見下ろすように声をかける男子、桧垣正義だった。正義は京子の
奉仕に満足気に頭を優しく撫でる。膝まづいて見上げる形になる京子は
一瞬、少年のペットにでもなったかのような甘い錯覚にドキリとした。
 そしてようやく、マイクのようにピンとそそりたった肉棒へ宣誓を始める
京子。
「宣誓!我々は…チュ…清々堂々と闘…チュパ…」
 言葉を紡ぐ京子の口に正義がペニスで悪戯を始めたのだ。汚れを知らな
い可愛い唇を鈴口でファーストキスを奪う。そのままツンツンと口を開けな
ければならない京子の唇をペニスの先っぽで弄んだ。
「…闘うコトを…正義…やめ…お願い、ヤメてっ!…ングッ」
 大きな声を出した瞬間、少年の肉棒を喉元に侵入させてしまう。胸の奉
仕からお口の奉仕へと変えられる京子。
 その瞬間、猛烈な閃光が瞬く。京子がオチンチンを咥えた姿が永遠に
残る瞬間だった。
「ンッ…ひゃめ…てっ…ひょらないれ!…」
 ペニスから顔を逸らそうとするが正義の手がしっかりと京子を押さえて
放さない。好意のある男子の性器を噛むことは出来ない、かといって大勢
の前で嘗めしゃぶることも出来ず、京子は上目使いで正義に許しを乞う。
少年は少女の頭を優しく撫で、髪を愛撫しながら囁いた。
「京子ちゃん、俺の精子宣誓受け止めて」
「ん…ン…ぐぅ…ン?…ンンッ!!」
 喉奥に熱い何かが浴びせられる、ネバつくそれは京子が始めて味わう
精液の味であった…。



借りても返さないもの競争前編
「巻島先輩!」
 クリクリ坊主頭の少年二人が六年生の椅子が並ぶバスケットゴール下に
走って来る。
「ん、五年生は借り物競争の途中だろ、何、油売ってんだ?」
 京子は金曜日の六時間目、クラブ活動で後輩になる男子をたしなめる。
「あ、いや、競技だから来たんすよ」
「そうそう、コレ見て下さい」
 一枚の紙を見せる。
「ん、何だ?…!…駄っ、駄目に決まってるだろ!」
 借り物競争紙、そこには「ラインの入ったブルマー」と書かれている。
「えー、でもここの学校の指定体操着って黒の無印なんスよ」
「そうそう、引っ越して来た先輩くらいしか履いてる人がいなくて…」
 手を合わせ拝みながら土下座する二人。回りの六年生から何事かと
注目され始め京子は慌てる。
「わ、分かった!分かったから…ここじゃアレだから向こう行くぞ」



「大丈夫、誰も来ませんよ」
「そうそう、だから早くやりましょう」
「くっ…脱、脱ぐからアッチ向け!」
 校庭の隅にあるプレハブの体育倉庫、その裏は木陰にもなり薄暗く人目
にもつかない、上着を伸ばしてブルマを脱いでしまえば何とか下着は見ら
れずに競技が終わるれば済むと京子は甘く考えていた。
「競技のルールでは借りる選手の手で脱がさなくちゃいけないんスよ」
「そうそう、巻島先輩はそのまま立ってて下さい。俺達が脱がしてあげます
から」
「なっ、そんなルールあるかっ!」
 ピラリ、借り物競争紙の裏にはご丁寧に学校の判まで押されたルール
が書かれており、貸す側は抵抗してはいけないことや罰則まであった。
「じゃ、じゃあお前らが脱がしたことにすればいいじゃないか、誰も見て
ないんだし」
「あれぇ?巻島先輩ともあろう人がそんなコト言ってイイんスか」
「そうそう、俺達の三角パスがルール違反だってメチャ怒ったじゃないです
か…あの後の先輩の豪速球、スゲェ痛かったなぁ」
「…さっさとしろ…」
 ダラリと手を下げる京子。
「へへっ、じゃあいきますよ。それー」
 白い縦ラインのゴムに指をかけ、ゆっくりと濃紺のブルマーを下げてゆく。
「ゴム、キツキツですね。ちっちゃいのかな?」
 年下の少年たちに脱がされる屈辱に耐える京子。
「おおっ、やっぱ水玉じゃんラッキー」
「時々、ブルマーからハミ出てるんスよ。水玉率高いってよく話してるんス」
「お前らそんなとこ見てたたのか!」
 クラブの後輩が自分を性的な目で見ていたことに驚く。あまり気にせず
奔放に振る舞っていたが、そこを楽しまれていた。
「先輩のブルンブルン揺れる胸も捨て難いですけど、最近ブラしたせいか
揺れなくてツマんないですよ。まぁ、ブラ線はタップリ楽しみましたけど」
「あー、ブラも欲しかったなぁ、上もお揃いで水玉なんですか?」
「んー、透けてる。水玉だ」
「くっ、くそっ…」
「女の子がそんな言葉使いしちゃ駄目っスよ」
「そうそう、女の子はブルマー脱がされて、水玉のパンティー見られてイヤ
ーンとか言ってれば可愛いんだから」
 言ってブルマーを足首まで下ろし京子が倒れそうになりながらも強引に
抜き取る。
「うわー、巻島先輩の脱ぎたてのブルマー…ぬくくて気持ちいい!」
 少女の一肌に暖まったブルマーにほお擦りする少年。
「こ、これでいいだろ!覚えてろ、今度のクラブでボコボコにボールを…」
 ぶん殴りたい衝動を押さえながら立ち去ろうとするがその腕を掴まれる。
「あ、スイマセン。競争紙、もう一枚あるんスよ。水玉のパンティーって書い
てあるんスけどね」
「ボコボコにボールを…何でしたっけ?」
 目眩のする京子。



借りても返さないもの競争中編
「お前ら汚いぞ、二枚あるなら二枚あるって…」
「二人いるんだから、二枚でおかしくないでしょ」
「まぁ、内容は友達に替えて貰ったんスけどね。競泳水着と縞パンだっけ
かな?」
「あれは夏輝で間違いないって、あいつスイミング行ってるからいつも持っ
てる。確か運動会終わっても今日もあるから疲れるって言ってたし」
「原中と川石は木元さん好きだから喜んでたね。着替えの時に縞パン確認
済みだしね」
「クラスの女神を蹴ってドッチボールの女王を選んだんだから…巻島先輩、
楽しませて下さいよ」
 まるで悪びれない態度に憎しみよりも怖さすら感じる。
「いい加減にしろ!」
 怒るフリをして逃げ出そうとする京子の腕を掴んだままニヤリと笑う。
「夜の艶童会って知ってます?」
「あー、酷い反抗した罰の生徒が出されるやつっスよね」
「だ、だから何だ」
「俺の親父、PTA会長と知り合いなんですよね。役員だし…言っちゃおう
かなぁ…」
 夜の艶童会の話は聞いたことがある。昼の艶童会は基本的に父兄は
写真だけのお触りはなしなのだが、夜の部は父兄たちが楽しむ為の競技
なのだ。イヤらしく写真を撮っていたあの男性たちに身体を弄ばれること
を思うと恐怖で身体が震える思いだった。
「わ、分かった好きにしろ…」
 待ってましたと京子の下着に手をかける少年。
「巻島先輩のパンツ下ろせるなんて夢のようスっよ」
「俺、朝の選手宣誓見てからずっと狙ってたんだぜ」
「巻島先輩、今日は人気者なんスよ」
「う、嬉しくない…」
 京子はふて腐れたようにソッポを向く。
「じゃ、脱ぎ脱ぎしましょうね〜」
「おおっ!巻島先輩、生えてるじゃん」
「先輩のマン毛、可愛い〜」
 うっすらと生え始めた恥毛を少年たちのいやらしい視線で嬲られる。
「は、早く脱がせろっ!」
「怖っ、だったら自分で足を上げて脱がしやすいようにして下さいよ」
 まるで幼女のパンツを脱がすように京子に脚を開けというのである。
「くっ…」
「ほ〜ら、巻島先輩、あんよを上げて〜」
 パンティーはふくらぎまでしか下ろされていない。脱ぎきるには脚を
上げて足首から抜くしかないのだが、少年たちの目の前で股を開く事に
なるのだ。なるべく内股で脱ごうとするが、バランスが悪くなり、倒れ
まいとガニ股になってしまう。京子の思わぬ大サービスにハシャギ、
一歳年上の少女の肉穴を見学する。
「うわっ!すごいっスね〜こんなの見ちゃっていいのかな〜」
「見るな、見るなぁ…」
ようやく抜き取られる水玉のパンティー、少年たちは戦利品を確かめる
ように裏返し、厚手の生地をジックリと眺める。
「お前ら、何処見てるんだっ!」
ある意味、性器を見られる以上に恥ずかしく、馬鹿にされているような
気がした。
「先輩のパンツの底、綺麗なのかチェックしてるんスよ」
「へー、ここが巻島先輩のアソコが当たってた場所かー。なんか女の
匂いがスゲェするな」
クロッチの匂いを嗅がれる屈辱。耐え切れぬとばかりに京子は体操着を
引っ張り、下を隠しながら走り去ろうとする。と、影から入ってきた
少年にぶつかってしまった。
「ど、どいて!」
「あ、やっぱ京子先輩だ。探してたんですよ」
少年の手には女生徒のヘアー写真と書かれた借り物競争の紙が握り締められているのであった…。



借りても返さないもの競争後編
「写、写真はヤダッ!」
下半身を裸にされた京子が懸命に抗う。少年たちの京子の裸の記憶は
時がたてば薄れるが、少年たちが撮った画像は決して薄れない。少女の
恥ずかしい姿を何年も何十年もそのままに残すのだ。朝から大人気で
父兄たちのフラッシュを浴び続けても慣れることはない。むしろ、見知った
後輩、それも先輩風を吹かせていた少年たちにまで撮影されるのは少女
の誇りをズタズタにするものであった。
「ヤダはないでしょう、ちゃんと指示の紙はあるんだから」
子供のように駄々をこねる京子を笑いながら、ポラロイドを構える。
二人が両脇を抱え、逃げようとする京子を押さえ込んだ。
「ほらほら、我がまま言わないで」
少年がお尻をパシッと叩く。
「くっ!」
パシッ。
「うっ!」
パシッ。
「ああっ!」
動く度に京子の尻がはたき続けられる。音の割に大した痛みはないが
年下の男子に折檻される屈辱は並大抵のものではない。
「もっと腰を突き出さないね〜」
パシッ。
「…分かった…」
おずおずと京子が腰を前に出す。お仕置きされるとはいえ、少女が自ら
進んで剥き出しの下半身をカメラの前に突き出す姿はいやらしかった。
「よく見えないなぁ」
パシャッ!
生え始めのうっすらとした茂みを写す為、京子の恥毛をアップで撮り始め
る。真下で炊かれる辱めの閃光に目を背ける少女。
「あれっ?何か紐が垂れてる…女の子の日ですか」
あの日ではない、経血ではなく愛液を吸い取らせる為に隠し入れたものだ
が、スパンキングの衝撃で出てきてしまった。
「くっ…」
とっさに腰を引いて股を閉じるが、それを許してくれる程甘くはない。二人
に尻たぶを掴まれ身動きを封じられる。京子が動く度に尻肉を淫らに揉み
込まれるのだ。ニヤニヤと笑いながら柔らかい感触を楽しむ少年たち。
「タンポン派なんだ」
「し、指示には関係ないだろ、さっさと終わらせろ!」
「巻島先輩はナプキン派だろ。聞いたことある、女子がエッチな汁を垂らさ
ないようにタンポンで吸いとらせるんだって」
「へぇ、じゃあこの紐引っ張ったら京子先輩のエッチな証拠が丸見えになる
んだ」
紐をクイクイと玩ぶ。
「ち、違う!最近、ナプキンから変えたんだ。ひ、引っ張るなっ、委員会に
言うぞっ!」
「まぁ、いいでしょ、調べれば分かるし」
言って青と白のストライプの小さな巾着をポケットから取り出す。
「それはあたしのっ!」
「先輩の教室からコッソリお借りしちゃいました」
可愛らしい布の小物入れ、だが中には女の子御用達の物が入っている。
生々しさや恥ずかしさを紛らわす為のファンシーな装いは男勝りな京子と
言えど他の少女たちと変らないのだった。
「一本、二本と…本当みたいですね。でも本当にアノ日なんですか?」
少女にとってイエスともノーとも答えたくないい質問である。、だが、自分の
ふしだらな分泌物を吸い取らせる為と認める訳にもいかない。
「ア、アノ日だ…生理だよ…」
ふて腐れたように言う京子に、カメラを持った少年は諦める。
「…まぁ、いいや。体育委員の人にお願いすればいいし…」
少年の呟きに嫌な予感が走るが、愛液漬けになったタンポンを蜜壷から
引っこ抜かれる恐れを回避出来たことに僅かに安堵する。
「それじゃあ、写真撮っちゃいましょう」
「さっさとしろ!」
あれだけ嫌がった写真だが、もはやここから去れれば御の字のような気
さえしてくる。だが少年は開き直った少女の写真よりも拒もうともがく写真
が好みらしい、ストライプの巾着から包みを一本取り出すとプラスチックの
袋を破いた。
「な、何してる?」
「…ほらよっ…と」
白い魚肉ソーセージのようなアプリケータータイプを京子を捕まえる二人
に放り投げた。
「どうすんだコレ?」
「俺、分かった。こうすんだろ」
剥き出しになったタンポンを京子の下腹に添える。紐の高さと合わせると
膣に入った異物が少女のどの位置にあるのか丸分かりだった。
「京子先輩のオマ○コの中に今、これと同じ物が入ってると思うと…」
「や、やめろっ!そんなことするなっ!」
「ほらほら、もっと腰を突き出して」
「お股も開かないとね〜」
激しく抵抗する京子。カメラは腰振りでブラブラとタンポンの紐を揺らす淫ら
なダンスを激写していく。
「うっ…う、ウ…ンンッ」
ピタリと京子の動きが止まる。尻たぶを押さえる少年の指が少女の菊に
触れたのだ。嫌悪感と未知の快感に驚く京子。少年はそのまま指の腹で
皺を撫でるように玩ぶ。腰を引けば指はお尻の穴に潜り込むだろう。
「そうそう、動かない方がいいですよ」
少年二人が少女のお尻を拡げ、うぶな菊門を指でくすぐる。アナルを人質
にとられては観念するしかなく京子は抵抗を諦めた。
「うちの学校の生徒って分かるようにした方がいいな…先輩の可愛らしい
泣き顔も入るようにっと…じゃあ、撮りますよ〜」
少女にとって写真に撮られたくない物を…女としての生え初めの恥毛、風
に揺れるタンポンの紐、膣に挿入された異物の可視の比較、全てが絶望
的な恥辱であった。だが、それ以上に泣き崩れる惨め顔は撮られたくは
なかった。しかし、少年たちは少女がレンズから逃げられぬように頭を押さ
え、大胆なあおりの構図で顔入りヘアヌード写真を撮影する。
「ハイ、チーズ!」
パシャッ!
京子のこぼれる涙がレンズを滲ませた…。



パンク競争
 スターターピストルの乾いた音ともに京子たちが一斉に走りだす。その
先に物干し竿に吊るされた紅白の風船がフワリと揺れている。パンク競争
…ダジャレのような競技だが、紅白の風船を吊るした竿を白組、赤組の
男子が横に並べ、その下を後ろ手に縛られた女子が靴先に付けた画鋲
で蹴り割るのである。白組の男子が持つ竿では白組の女子が割り安い
ように高さを調整したり赤組の男子が赤組の男子が赤組の女子が割り
やすいようにタイミングを合わせたりすることが出来る。逆ではワザと高く
したり、揺らしたりとなかなか戦術的な競技でもあった。
「くっ…くそっ…」
 京子は四本ある竿の内、三本目の赤い風船を割ろうとためらっていた。
その隣で次々と白組の女子が割り終えていく。竿は男子たちの手でかなり
の高さに上げられている。脚の長い京子でも思い切ったハイキックが必要
であった。問題はそのハイキックである。前の五年生の競技、借りても返
さないもの競争で「ラインの入ったブルマ」と「水玉のパンティー」を盗られ
ているのである。朝の選手宣誓で人気者になってしまった悲劇であった。
回りの女子は高さはネックであるがタイミングは合わせやすい。ブルマな
ぞ幾ら見られてもいいのだ。しかし京子は女の子の大切な所が丸見えに
なってしまう。その瞬間を逃すまいと囲むようにカメラやビデオを構える
父兄がいては躊躇するのはなおのことであった。
「白組の選手が最後の風船を割ろうとしています」
 先に見える四本目には白と赤の風船が一つづつしか残っていない。
京子は仕方なく恥辱の右ハイキックを打ち上げた…画鋲の先が風船を
かすめるが割れない、続いて疾風の速さで左ハイキックを打ちこもうとする
がグイッと右足を引っ張られる…赤い悪魔のような風船は紐でしっかり
と京子の足首に絡みついていた。引き千切るもしくは竿ごと引き降ろそうと
足に力を込めるが両脇の男子がそれを許すはずもなく、風船ルアーに
食いついた美魚を高く担ぎ上げた。
「あっ!…ああっ!!…」
 無力にも大開脚される京子。美味しそうなピンクの鯉口はチョロリとした
ヒゲのような陰毛とともにレンズの前に晒される。そして主を釣り上げた
男子たちを称賛するがごとく獲物である京子の女性器へフラッシュを浴び
せる。
「紐が…紐を取って!…撮らないで!」
 竿や紐に手を伸ばし、淫靡で無様なY字バランスを披露する京子。そこ
へ体育委員の正義が駆けつける。
「今、取ってあげるからね…あれ?京子ちゃん、先週で終わったんじゃ
なかったっけ?」
正義が京子の膣口をまさぐると、小さな細い紐を見つけだす。
「ば、馬鹿っ!そ、そっちじゃないっ!!」
 何故、少年が自分の生理周期を知っているのかどうかよりもクイッと
引っ張る力に慌てた。清潔な白い綿紐の奥にはタンポンが注入されて
いる。これは高学年の女子にいえることであるが、春の大艶童会で恥辱
にまみれてからというもの、少女たちの身体が恥ずかしい格好や辱めの
競技に過敏に反応してしまうようになったのである。特に股を濡らしやす
い女子たちは男子や父兄に自分が垂らす愛液を見られぬように性器奥
へタンポンを注入し、吸い取らせるのが自衛となった。
「おーえす!おーえすっ!!」
 少女の訴えを無視して小さな綱引きを始める正義、それに沸き上がる
父兄たち、まるで別の競技がそこで行われているかのようであった。
「あっ…ああっ…」
 ゆっくりと引き抜かれ、グッショリと蜜を重く含んだ綿棒が多くの視線に
晒される。搾ればジュースになりそうな量の愛液は京子のはしたなさを
目に表してしまう。
「抜かないで…」
 少女は気づかないが、色っぽい深い意味のあるセリフがか細い涙声で
父兄たちを楽しませる。
「止めていいの?」
 ここで正義が初めて京子の願いを叶えた。紐から力を緩め、タンポンを
引き抜くのを止める。
「…あ…当たり前だろ…えっ…?」
 京子の陰唇がゆっくりとタンポンを飲み込み始めたのだ。肉襞を収縮
させ、淫らな唇でほお張るようにタンポンを咥え込んでゆく。性行為もない
処女の痴態に男性陣から歓声が沸く。
「小学生とはいえ、やはり女ですな」
「おチンチンと勘違いしてるんでしょう、女体の神秘!」
 フォトモードから動画モードへと切り替え、少女の下の口でのタンポン
丸呑みを鮮明に記録していく。
「あ…やめて…止まってっ…撮らないでぇ…」
 止めることも撮めることも出来ず、締め付けてしまう自分のアソコを恨め
しく思いながら、グッショリとした綿の棒からネットリとした愛液を絞り出し
エッチな涎を太ももに滴らせ落ちるしかない京子であった。



 このパンク競争は父兄たちの圧倒的なリクエストで児童会のレクリエー
ションに盛り込まれ、後日、背の低いリエ子や恥ずかしがり屋の成美が
酷く苦労する事になる…。



パンク競争 児童会編
「ヨーイ…ドンッ!」
 号令下の元で成美がグランドへ走りだす。体操着ではないので長めの
ワンピースが走りずらい。児童会のレクリエーションは私服でいいので
なるべく肌を晒したくない成美は長いスカートを選んだ。
「どっ、どれなの?」
 長い竹竿に吊るされた幾つもの風船の中から自分の割るべき物を捜す。
その中に、大きく引き伸ばされた成美の顔写真を貼った赤い風船を見つ
けた。赤いと言っても風船単体のことである。側によると紅白のように
見えるそれは成美の白い下着を履かされていた。
「酷い…」
 競技が始まる直前まで履いていたホカホカのパンティーが自分の顔写真
の貼られた風船に拡げられ、見学する父兄たちの前でプカプカと浮い
ている。後ろ手に縛られた成美はこれを画鋲の付いた靴で蹴り割らなく
てはいけなかった。
「頑張れ、お嬢ちゃん」
 少女を励ます中年の男が成美の前でバッチリとカメラを構える。
「あ、あのどいて下さい…」
 キックを躊躇する。目の前にぶら下がっている下着は自分がさっきまで
履いていたものなのだ。当然、ノーパンであった。
「おおっ、これは特等席ですね」
「あの子、丘上の高級マンションに住んでますよね。楽しみだな〜」
 迷っている間にもカメラを構えた父兄が続々と増えていく。
「む、向こうへ…向こうへ行って下さい」
 これだけの多くの男性の前でノーパンキックをしなくてはならないのだ。
「まだまだ子供ですな…」
「拭き忘れたんでしょう」
「可愛らしい染みだ。一枚記念に撮ろうかな」
 風船の前に人だかりが出来る。
「えっ…」
 成美が疑問に思い、風船を見るとそこに白いパンティーが裏返しになり、
股布を無惨に晒していた。クロッチ部分は薄い黄色がうっすらと染みに
なっている。
「へぇ、あそこにオシッコの穴が当たってたんだ…」
「クスクス、お嬢様の恥ずかしい染み…ハイ、チーズ」
 自分の履いていた下着が見せ物になるのですら屈辱なのに、裏返しに
された股布を晒される恥辱。女の子にとって秘密のクロッチ部分を男性に
見られ、笑われる羞恥は耐え難い辱めであった。
「見ないで!見ないで下さいっ!」
 自分のオシッコを見られていることと同じ恥ずかしさに風船の前に立ち
はだかるが、少女の懸命さも知らずに成美の澄ました笑顔の写真が貼ら
れたパンティー風船はプカプカと揺れて、父兄の持つカメラのレンズに愛想
を振り撒いている。
 仕方なく、成美は風船を萎ませることを決意し、得意のバレエの柔らかさ
のあるキックを垂直に蹴り上げる。画鋲の先端が僅かにゴムの表面を擦る
が割るには至らず、少女は素早く脚を下ろす。空手家でも惚れ惚れする
ような神速のハイキックだった。
 パシャッ!パシャシャシャッ!
 だが、一瞬なら写らないだろうと大開脚した勇気もカメラの性能の前に
ズタズタにコマ撮りにされる。一秒間に数枚を切り刻むレンズは成美の
オマ○コをアップでや顔入りで記録していく。
「スゲェ、お嬢様のアソコがバッチリだ!」
「意外と大胆なんだな…」
「結構、見られて嬉しいんじゃないのか?」
 言葉の一つ一つが少女の心を無惨にえぐる。
「ううっ…」
 十数台のカメラに視姦されながら、成美はお股全開のハイキックを蹴り
続けるしかない。
「おい…」
「ああ…」
 成美が十発程、キックをした頃だろうか、回りの父兄がニヤニヤと笑い
合っていることに気が付いた。アソコへの撮影は続いているが、範囲が更
に下、太ももや足元へとレンズが向けられている。
「えっ?」
 不思議に思い地面を見るとそこには、点々と土を濡らす滴跡が残って
いる。少女はまだ垂らす程、汗をかいてはいない。嫌な予感に太ももを擦
り合わせるとヌルリとした感触が内股を濡らす。
「気が付いちゃったか、残念」
「六発目辺りから、おじさんたち大興奮」
「お嬢ちゃんのお股からトロッとした愛液がこぼれ始めたんだよ」
「そ、そんな…」
 うろたえる成美。はしたない蜜液を男性陣に晒しながら、大股開きのハイ
キックを披露していたのだ。
「ほらほら、早くしないと競技が終わっちゃうぞ」
「清楚なお嬢様の綺麗な愛液、みんなでバッチリ撮ってあげるからさ」
 身体をただ撮られるのと、反応している身体を撮られているのでは羞恥
の度合いが違う。自分が快楽を感じている証を好きでもない男性に撮影
されることは、少女にとって拷問以外の何物でもなかった。
「やっぱり見られて嬉しいんだぜ、淫乱だな」
 女子小学生に向かって使う言葉ではなかった。
「ち、違います…」
 否定する成美だが、無情にも白いスカートの中からポタリと糸を引いた
粘液が地面へ垂れ落ちる。それは可憐を装いながも蜜蜂を誘う、淫らな
花に見えた。言葉責めは少女の被虐心を心地よい方へ刺激するらしい。
「違います…違うんです…」
 成美はうろたえながら、学び遊ぶ校庭にトロリとした蜜まきを続けるので
あった…。



京子「ううっ…」
児童会の節分レクリエーション。人手が足りないのを美久に頼まれて
オニ役のアルバイトを演じることになった京子だが…。
京子「は、放せっ!」

虎縞ビキニを役員の男性に渡された時に断れば良かったのだろう。
昔のデパートに屋上にあるようなオニの人形にボールを当てる内容を
人間でやるらしい。ボールはスポンジの物に変わるが、美久が当る度に「ガオー」と叫ぶと低学年の子供たちが喜んでいるのを見て仕方なく
引き受たのだ。